惑星大気突入飛行体に関する研究
惑星大気へ突入する飛行体の空気力学的特性の把握は,そのような飛行体の設計において重要な問題です.
このような機体の設計が難しいのは,飛行速度や大気密度などの飛行環境が大きく変化するためです.そのほかにも,飛行速度が非常に速いため,強い衝撃波の発生に伴って飛行体周りの大気温度が非常に高くなり,いわゆる空力加熱の問題が生じます.
これらの問題を解決するために,当研究室では,機体の周りに形成されるプラズマ流を電磁力を用いて制御することによる空力加熱低減法や,低温ガス噴射による熱防御システム,低弾道係数飛行体の空力特性などについて,JAXAなどと連携して研究を行っています.
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