ロケット排出物の地球環境へ及ぼす影響に関する研究
固体ロケットは,打ち上げの際に大量の排出物を大気圏中に放出します.この排出物中にはオゾンを破壊する成分が含まれており,固体ロケットの打ち上げはオゾン層などを一時的,局所的に減少させることが予想されます.近い将来に到来すると予想される宇宙時代には,多くのロケットが打ち上げられ,膨大な量の排出物が排出されると考えらており,固体ロケット排出物によるオゾン層などへの影響を調べる必要があります.当研究室ではそのためのモデルの検討を行っています.そのほかにも,軌道上で用いられるイオンスラスタから排出される荷電粒子は,地球磁場に捉えられ,通信などに悪影響を与えると考えられています.
プルームモデル
オゾンの減少
研究テーマ
- 『イオンスラスタ排出ビームプラズマの履歴と影響評価に関する研究』
- 『ロケット排出物と電離層との干渉を抑えるための最適ロケット運用形態の検討に関する研究』
- 『ロケット排出物とオゾン層との干渉問題の総合モデルに関する研究』