機械力学II (質問・要望に対する回答)

第15回: 01月24日分



提出してもらったミニテストに書かれていた質問・要望に対する回答です。


 下の娘の小さい頃です。もう20年以上前ですか。


 FAQですね。しかも授業中に口頭で説明したじゃないですか・・・・・・・。

 今回出席していない学生も多いので、別にダメ押ししておく必要があるかな。


 うん、君らもお疲れ。


 うん、頑張ってね。私の後任の先生に迷惑を掛けないためにも。


 私も早く終わりにしたいものです。


 いやいや、あの二人は面倒くさい方が面白いのでは。


 アニメだけじゃなく、積みゲーと積みラノベも溜まっているんですよ。


 そう言われればそうでしたね。


 いや、語り出すとヒトコトでは済みそうも無いので・・・・・。


 宝石の国、これですね。何か、不思議な感じのアニメでしたね。で、結局アレは最後はどうなっちゃうんでしたっけ?


 今回の小話は、世間話と言うか、蘊蓄というか、お小言というか、アドバイスというか・・・・・。

 会社にはいいたばかりの新人が上司や先輩によく言われることばに、「自分で考えろ」と「分からないなら聞け」というのがありますよね。 Yahoo知恵袋にもこんなのがあります。 この二つは矛盾しているので、一体どうすればいいんだ!、嘆くところまでが定番ですね。

 で、どうすれば良いのか。私の答えは、両方です。聞いて、そして自分で考えるのです。

 論語に学んで思わざれば則(すなわ)ち罔(くら)し思うて学ばざれば則ち殆(あやう)しと言う言葉があります。機械力学の講義でも、結果の式を丸暗記するばかりで解析の流れを考えて理解しなければ、応用問題が解けません。また、正しい解析の手順を学ばずに適当なことをやっていては、ちゃんとした答えが出せません。学ぶこと、考えること、両方大事です。会社でも、最初は上司や先輩の指示をよく聞き、考えてなぜそうするのかを理解し、次からは自分で判断できるようにならないといけません。

 もう一つ、論語にはこんな話もあります(正確な言い回しを記憶してなかったので、原典をググれませんでした。記憶で書いているので、少し不正確かも)。ある人が孔子に苦情を言います。Aという人には、良いことを聞いたなら躊躇せずに実行しろ、と言い、Bという人には、事を行う前に立ち止まって考えろ、と言う、言っていることが矛盾していませんか、と。孔子はこれにこう答えます。Aは優柔不断でなかなか行動できないのでハッパをかけた、Bは考え無しに直ぐ行動するのでストップをかけた、私は人を見てアドバイスしている、と。

 会社の新人も、指示待ちで何も考えない奴は「自分で考えろ」と叱られ、自分勝手に行動して失敗する奴は「分からないなら聞け」と叱られるわけですね(もっとも、その場の気分で適当なことを言っているダメダメ上司である場合も、無いわけではないですけど)