機械力学II (質問・要望に対する回答)

第8回:11月22日分



提出してもらったミニテストに書かれていた質問・要望に対する回答です。


 いやいや、さすがに耐性なさ過ぎですよ。


 いやいや、私は大阪人のオカンじゃないので。


 いやいや、計算量以前の問題でしょう。前回の小テストのミスなんかは。皆さん、ホントにウカツ過ぎますよ。


 あれれ、私が見たテクノフェスタのパンフでは9:00スタートでしたよ。私の研究室の展示も9:00からスタンバイしておりました。


 生憎と、私は栗の皮むき担当で、味付け等は家内の担当なので・・・・


 古くても可ということなので、思いっきり古い奴(^^)を紹介しましょう。

 ペリーヌ物語、泣けます(特に48話〜49話の主人公の正体が明かされるシーンが)


 文系の悪口を、まだ言い足りないので(笑)、もう1発。

 2016年の秋アニメのひとつで、舟を編むというやつがありました。ある出版社の営業部に勤務する実直さしか取り柄のなさそうなお荷物社員、彼が辞書編集部に抜擢されて辞書編集に活躍するお話です。表題は「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味だそうです(ウィキペディアより)。ネットの感想サイトなどを見るとすこぶる評判は良いようなのですが、私はどうしてもしっくりこなくて、途中で切ってしまいました、辞書のための辞書づくりに耽溺しすぎているように感じられて。

 第1話で主人公が『君は右を説明しろと言われたらどうする』と言われて、

『体を北へ向けたとき東に当たる方角』

と答え、辞書作りの才能を見いだされます。しかし、私はこの答えに納得がいきませんでした。人は、わからない言葉を調べるために辞書を引きます。そして、その人が知っている言葉で、その人が知らない言葉が説明されなければなりません。「右」を知らない人が「北」と「東」を知ってると想定することは妥当なのか?、右をそのように説明するのなら、北や東をどう説明するのか?

 実際の辞書で「右」を調べてみたところ

   「を向いた時、西にあたる方」(広辞苑 第三版)

とありました。なんだ、実際の辞書にある説明を少しアレンジしただけじゃないか、アニメ(あるいは原作小説)のセリフはオリジナルじゃないんだ。で、今度は「南」を引いてみました。

   「日の出る方向にむかっての方向」(同じく広辞苑 第三版)

とありました・・・・・・・・・・・・・。左右を説明するときに東西南北を使い、東西南北を説明するときには左右を使う、これってどうなのよ(ならばお前は何と説明する、と問われたら・・・・。言葉で言葉を説明するのはどうしても限界があります。私なら、言葉で説明するのを諦めて図を使って説明しますね。)

 

 別の辞書ではどんな説明がしてあるのか、手元にあるMicrosoft/Shogakukann Booksshelf Basic 2.0(小学館の辞書の電子版、昔のMS-Officeにおまけで付いてたのです)を引いてみたところ

 右:正面を南に向けたときの西側にあたる側。

 南:方角の名。日の出の出る方に向かって右の方向。

とありました。辞書の個性って・・・・・・何? (作品の中で、辞書には個性が・・・・・としきりに言っているんですが)

 

 このアニメには他にもいろいろ突っ込みどころが有りまくりでした。辞書作りの監修をしている老先生、辞書の「遊園地」の項目を指して、私は遊園地に一度も行ったことが無い、それだけ辞書作りに打ち込んでいるんだ、と。ちょっと待ってください、遊園地に行ったことが無い人間が遊園地という言葉の説明をするとしたら、それはどうなのよ!。