機械力学II (質問・要望に対する回答)

第7回: 11月15日分



提出してもらったミニテストに書かれていた質問・要望に対する回答です。


 ???? 何でわからないの?

 A2/A1=√2なので、A1=1とすればA2=√2ですよね。で、A2/A3=√2なのでA2=√2とすればA3=1ですよね。


 単純に行列の計算を間違えているだけのような。

 見回っていると、パソコンで行列の計算法をググっている人を見かけました。学生に聞くと、今は高校では数学で行列を学習してないとか。マジか!。


 モードの直交性は非常に重要な概念ですよ。次回の自由振動のところと、第10回のモード解析のところで使います。これ無しには話が進まない。


 まったくです、先月には夏日もあったのにねぇ。


 まぁ、さみしいと思う気持ちもありますが、いつまでも実家でゴロゴロしていたら、それはそれで困りますからねぇ。


 今回の小話は先日のテクノフェスタの話。

   この11(土),12(日)にテクノフェスタが開催されました。コロナで中断してて、昨年から再開です。私の研究室も毎年展示を出しています。総合棟1階の入り口ロビーで「おもしろ振動実験」と銘打って、ちょっと不思議な振動現象を紹介するデモ機をおいています。ほとんどは機力1・2の講義でも紹介したものですね。ちょうどこんな感じ。

お客さんが見ているところの写真を出した方が雰囲気はつかめると思うのですが、肖像権とか問題になるといけないので、上の写真は前日に設営したときのものです。また、新型コロナ騒ぎの際に作成した動画がこちらです。

 さて、テクノフェスタと言われても、「えっ、学祭じゃないの」と言う人がほとんどだと思います。そこで、今回はテクノフェスタin浜松についてちょっと説明しようと思います。

 大学祭は学生(実行委員会)が主催ですが、テクノフェスタは大学(工学部)が主催です。静岡大学(工学部)の活動や研究内容を近隣の一般市民に広くアピールするとともに科学・技術について親しんでもらうことが目的です。最初の頃は大学だけでなく近隣の企業からも出品があり、ホンダの二足歩行ロボットP2・P3が展示されたこともあります。今年で第26回となります。私も最初の頃から今のような「おもしろ振動実験」で参加していました。

 これに対して静大祭in浜松は今年で第24回、テクノフェスタより歴史が浅いんですね。
 昔は大学に教養部というものがあり、全ての学生は1・2年の時にそこに所属し、教養科目を学んでいました。静岡大学では教養部は静岡キャンパスにあり、工学部の学生も1・2年の間は静岡キャンパスで勉強していたのです。そして3年になって初めて浜松キャンパスにやって来る。その時代には浜松キャンパスに学祭はありませんでした(もちろん静岡キャンパスにはあるので1・2年で学祭を経験していたのですね)。
 やがて教養部が廃止されて、今のように1年から浜松キャンパスで学ぶようになりました。その時に、学祭がないのは学生がかわいそうだ、と言うことで半ば大学が主導する形で始まったのが今の静大祭in浜松です。そして、開催の手間を省くために、既に開催されていたテクノフェスタと同時開催ということになりました。

 と言うわけで、私が参加しているのはテクノフェスタであって、学祭はまるっきり無関係なのです。ところがお客さんの多くは学祭の一部として認識しているみたいで、どうも釈然としません。学祭に参加している学生諸君は、どの程度テクノフェスタのことを認識しているのかな?