機械力学II (質問・要望に対する回答)

第2回: 10月11日分



提出してもらったミニテストに書かれていた質問・要望に対する回答です。


 そうしてください。


 なるほど、真ん中の質量は上に出っ張っているので傾いちゃうように見えるのか。そういうのは想定してなかったです。


 タブレットを使っている人を見ていると、普通にpdfファイルに書き込んでいますよ。何が問題なんだろう?


 それは失礼。小テストの時間を多めに確保したかったので。

 課題レポート第2回の問題がほぼ今回の内容です。その時に復習してくださいな。


 問題によっては表面だけでは書き切れず裏を使うことは想定済みです。遠慮せずに書いてください。


 ありゃ、ホントだ!。ごめんなさい、私のミスです。ご指摘感謝。


 私は今年度いっぱいで定年なので、君たちが私の研究室で栗ご飯を食べることは不可能ですね。スーパーとかで栗を買ってきて自分で作るしかないかな。

 島村先生、伊藤先生、小林先生、臼杵先生のところにも栗をお裾分けしてるんですが、あっちの研究室ではどうしているんだろう?。


 呪術廻戦、私も楽しんで見てますよ。主人公以外にも個性的なキャラが揃っていて楽しいですね。


 私はどちらかと言うと、諭吉派です(^^)。


 さて今回の小話です。今回はノーベル賞の話題・・・・・、と言うより文系の人への悪口かな。

 毎年文学賞の候補として挙げられる村上春樹氏ですが、今年もだめだったようですね。今回はちょっと、その村上氏の悪口を書こうと思います。と言っても、私は文学には疎く、村上氏の作品もほとんど読んでいないので、文学については語りません。ただ、ずっと昔に週刊誌で村上氏のコラムを読んで、それにむかついたと言うだけの話です。

 それは「文科系と理科系」というタイトルのコラム(20年以上前の週刊朝日に掲載されていました。新潮文庫の「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」に再録されています)です。

 この中で村上氏は、アメリカの小説の一コマで「たまたま男子用生殖器をひとそろいもって生まれてきたというだけの理由で、どうして車のトランスミッションを修理できるとみなされなくちゃいけないんだ」とこぼしている男の人を紹介しています(おそらくハイウェイの真ん中で車が故障して、それを何とか出来ない亭主に奥さんが腹を立てているシーンなのでしょう)。氏は典型的な文科系人間なのですが、奥さんがそれに輪を掛けて文科系人間なので、家の中の理科系の(機械にまつわる)トラブルはすべて氏に押しつけられているとか。例えば、氏は家に4台(本人用2台、アシスタント用1台、奥さん用1台)のマッキントッシュを持っているのですが、たいていそのうちの1台が調子が悪くなる。小説を書こうと集中していると、奥さんが「ねえ、ちょっとこれ見てよ。なんかうまくいかないんだけど」とドアをノックする。で、最後に「どこか世界の果てにあるはずの、文科系の国の、文科系の町だか村だかに行って、そこで男子用生殖器をひとそろいもったまま、なおかつ静かな暮らしを送りたいものだと思う」と締めくくっています。

 私は思いました、この村上春樹という男は臆病者卑怯者恩知らずだ、と。奥さんの理不尽な要求に対してちゃんと反論しないのは、臆病と言わざるを得ません。それをパソコンのせいにしているのは、卑怯と言わざるを得ません。また、これだけパソコンの恩恵を受けながら(だって4台も使っているんだぜ)それに対する感謝の気持ちが無いのは、恩知らずと言わざるを得ません。

 えぇ、わかっていますとも、これは氏なりのジョークなんだと。しかし、こんな話がジョークとして成立すること自体、理系の私としては腹立たしい限りなのです。

 文科系の国で暮らしたいのなら、まずパソコンを使うのをやめてください。強制されているわけではないのでしょう(文筆家で原稿用紙と万年筆にこだわっている人は大勢います)。でもって、電気もガスも水道もない過疎の山村にでも行きましょう。そうすれば、理科系の雑事に煩わされることは無いはずです。「どこか世界の果てにあるはず」ではなく、その気になればすぐに「文科系の国」は実現します。まぁ、その気になることは絶対にないでしょうけどね。

 アシモフの科学エッセイに、文系の人たちの無知と傲慢を痛烈に批判した文章があります。アシモフ「存在しなかった惑星」1986,ハヤカワ文庫(ISBN4-15-050126-2)に収録されている「逆コースをめざして」というエッセイです。非常に面白くて皆さんにもぜひ読んで欲しいところですが、残念ながら現在は入手が難しい。