機械力学I (質問・要望に対する回答)

第10回: 6月19日分



提出してもらったミニテストに書かれていた質問・要望に対する回答です。


 後期の機械力学2でやる動吸振器はもっとすごいですよ。これも動画がありますので、期待していてください。


 君の環境は何ですか?

 私の方は、WindowsPC上でGoogle ChromeとAdobe Acrobat Readerで確認しています。Macとかスマフォは環境がないので、確認できないですね。


 だから、常にカバンの中に入れておいてくださいよ。


 楽しんでくれてることはうれしいのですが、視聴数を稼ぐYouTuberではないんで、過度な期待はしないでくださいね。


 いや、あれは冗談のつもりだったんだけど、本気で希望します?。他の人たちもそれで良い?。他人がやられて笑える、じゃなくて自分がやられることを考えてくださいよ。

 君が落ちたのは、意味を理解せずに解法を丸暗記した(で覚え間違えた)のか、やりがちなミスをしてその検算をしなかったのか、そんなところではないのかな。小テストや課題レポートの解説には君たちがよくやるミスについても書いてあるので、そこも確認しておいてください。


 修士課程は、半分以上の人が進学するので、状況が許すのなら進学することをお勧めします。博士課程の方は・・・・・慎重に考えた方が良いです。修士課程修了の学生はありふれているので、みんな普通に就職していきます。しかし博士課程まで行くと少々進路が限定されます。博士修了の学生を採用してくれる企業も無いわけではありませんが、多くは大学の教員を目指すことになり、それは非常に狭き門なのです(実績と運が両方そろわないと道は開けない)

 やっていることは、修士課程の場合講義もありますがメインは研究ですね。研究成果をあげて学会発表とかして、最後は修士論文の発表です。

 博士課程は、修士課程以上に研究研究研究です。学会発表するだけでなく学術雑誌に投稿して掲載されなければいけません(リジェクトされることもあります)。で、最後に博士論文をまとめるのですが、博士論文の審査は修士論文よりずっと厳しいですよ。

 まぁ、卒研に配属された時に、指導教員の先生とよく相談してください。


 呪術廻戦、第2期が始まるようですね。私は、アニメの方は見ましたが、原作の方は読んでないですね。コミックスを揃えると、場所を取りますから。昔はけっこうコミックスも買っていたのですが、もう部屋の本棚はいっぱいで一部野積み状態なんです。だから今はあまり買わないようにしているんですよ。


 さて、今回の小話です。ちょうど夏至の時期なので、夏至にちなんだお話を。題してサーモンとジャガイモというお話。

 もう何年も昔の話ですが、フィンランドで開催された国際会議に参加したことがあります。開催場所はフィンランドの首都ヘルシンキのずっと北のオウルという都市で、ちょっと足を伸ばせばサンタクロースの村で有名なロヴァニエミ。ちょうど6月の夏至の頃で白夜が体験できるというのがこの会議のウリの一つでした。日本からはオウルへの直行便はありませんから、一度ヘルシンキまで飛んで、そこからさらに国内線でオウルへ。会議が終わってから、またヘルシンキに戻ってから日本へ、約1週間という日程です。

 向こうでの食事ですが、サーモンがメインで付け合わせにジャガイモというパターンが多かったです。最初ヘルシンキに着いた頃は物珍しさもあって、サーモンとジャガイモばかり食べていました。そして学会の期間中は、会場のオウル大学近辺にはレストランがなくて会場で昼食が出されたのですが、これがまたサーモンとジャガイモばっか。

 学会が終わってヘルシンキに戻って来る頃にはさすがにサーモンとジャガイモに飽きてきて、日本食が恋しくなってきました。そこで、ガイドブックを片手にヘルシンキ市内の日本食レストランを探すことに。ところが、行ってみるとレストランは休み。ガイドブックには3軒ほど日本食レストランが載っていたのですが、これがどこも休みなのです。

 どうも、北欧では夏至の頃は、ちょうど日本の新年と同じような感じで、店はどこも休みみたいです。しかたなく、ホテルのレストランならば休日でもやっているだろうからとホテルに戻り、ホテルのレストランで結局サーモンとジャガイモを食べることになりました。トホホ。