2012年度の研究室の話題Lab Topics 2012
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忘年会Lab Drinking Party
モータドライブ・リニアドライブ研究会Joint Technical Meeting on MD/LD
12月13-14日に,高知工科大学にて電気学会モータドライブ・リニアドライブ合同研究会が開催され,14日の磁気浮上のセッションで「ワイドギャップベアリングレスモータの三次元有限要素解析による性能評価」について発表しました.磁気浮上のセッションの他には,リニアモータやモータドライブのセッションがあり,各研究機関・分野の最新研究動向を聞くことができました.14日の午後には,高知工科大学の岡宏一先生の研究室を訪問させていただき,ユニークな磁気浮上実験装置を多数拝見しました.右の写真は実験室にて,岡先生,東芝の丸山様,鉄道総研の坂本様,群馬大学の栗田先生と.


新歓バーベキューBBQ Party
ベアリングレスモータ研究会Bearingless Motor Workshop
10月25日,北海道大学でベアリングレスモータ研究会が開催されました.プログラムはこちら.静大より朝間,東工大より千葉明先生,杉元紘也先生,学生2名,ホスト校の北大より竹本真紹先生,学生10名弱,諏訪理科大より大島政英先生が参加しました.静大の学生は,オプトロニクスフェアでのアテンダントのため今回は出席できませんでした.各研究機関の最新の研究成果が発表され,活発な議論ができました.研究会後,竹本先生の研究室を見学させていただきました.30,000r/minで回転するベアリングレスモータのデモを拝見しました.フレーム上に立てられた10円玉は,加減速中ピクリとも動かず,振動が小さいことがうかがえました.


オプトロニクスフェア2012in浜松Optronics Fair 2012 in Hamamatsu
10月24日〜26日の間,アクトシティ浜松展示イベントホールで開催されましたオプトロニクスフェア2012in浜松にて,当研究室で試作したベアリングレスポンプを展示しました.




Iqbal Husain研究室訪問North Carolina State University
9月21日,スイッチトリラクタンスモータの研究で著名な,ノースカロライナ州立大学のIqbal Husain教授研究室を,東工大の千葉先生,杉元先生,清田君,日産自動車の福重孝志氏と共に訪問しました.キャンパスは,Raleighのダウンタウンから車で10分ほどの距離で,ラボのある建物も2年前に新しく建てられたようで,非常にきれいでした.研究室では,モータドライブの他,電力変換,非接触給電など,マイクログリッド関係の研究も盛んに行われていました.また,会議では,千葉先生,清田君,Iqbal Husain先生,およびドクターの学生から,スイッチトリラクタンスモータに関する4件の発表があり,非常に興味深かったです.




ECCE 2012 in RaleighRaleigh Convention Center
9月16-20日に,ノースカロライナ州のRaleighで開催されたECCE(Energy Conversion Congress and Exposition) 2012に参加し,研究成果を発表しました.日本からRaleighへのアクセスは,シカゴの他,ミネアポリス,アトランタから飛行機が飛んでいるようです.空港からダウンタウンまではタクシーで20分ほどの距離で,会場はダウンタウンのRaleigh Convention Centerで,宿泊ホテルのすぐ目の前でした.ECCEは,他の学会と比べて論文採択率が低く,発表が難し学会で,今回は62%ほどだったようです.学会では,PM MachineやInverter Control,Reluctance Driveなどのセッションに参加し,各研究機関の最新の研究動向を聴講してきました.また,20日のSpecial Machineのセッションで発表し,いくつか質問を受け,中には厳しい質問もありました.



Lorenz教授研究室訪問University of Wisconsin-Madison
9月14日,モータ・パワーエレクトロニクスの分野で著名な,University of Wisconsin, Madisonの,Robert Lorenz教授研究室を訪問しました.マディソンはシカゴから車で2時間,飛行機で数十分ほどの距離で,ビールとウィンナーが有名な街だそうです.ダウンタウンには,大学が近いということもあり,非常に多くの学生がいました.研究室のある機械科の建物は,ダウンタウンから20分ほど歩いた場所にありました.この教授の研究グループは,WEMPEC(Wisconsin Electric Machine and Power Electoronics Conthortium)と称し,世界的にも有名な研究室です.学生時代の先輩,福重孝志氏がVisiting Professorとして赴任しており,今回の訪問を斡旋していただきました.実験室を見学させていただきましたが,広く,たくさんのテスト機があり驚き,良い刺激を受けました.



平成24年電気学会産業応用部門大会JIASC 2012
平成24年電気学会産業応用部門大会が,千葉工業大学津田沼キャンパスで開催され,当研究室修士1年の兼原大輔君,福與将人君,渡邉大祐君が,ヤングエンジニアポスターコンペティション(Young Engineer Poster Competition, YPC)で研究成果を発表しました.YPCでは総数135件の発表があり,兼原大輔君,福與将人君の2名がなんとトップ5に入賞し,電気学会,およびIEEE Industrial Application Society Japan Chapterから表彰されました.受賞者リストはこちら.静岡大学工学部トピックス掲載記事はこちら.また,学会では回転機,回転機制御技術,磁気浮上,自動車用モータ等のセッションに参加し,最新の技術動向を聴いてきました.来年の産業応用部門大会は山口で開催予定.





13th International Symposium on Magnetic Bearings13th ISMB

13th ISMB (International Symposium on Magnetic Bearings)にて研究成果を発表しました.開催場所は,Washingtonから少し南の,国防総省Pentagonで有名なArlingtonです.この学会は,2年に1回開催される磁気軸受の国際会議で,本研究室にとっては非常に重要でかつ専門的な国際会議の一つです.今年は120人程の参加者,100件程の論文投稿でやや少なめでしたが,どのセッションでも活発なディスカッションが行われていました.
さて発表は,"Self-Bearing Motors"のセッションで2件発表しました.発表後,非常に多くの質問がありました.中には厳しい質問もありましたが,良いアドバイスもいただきました.ベアリングレスモータは,日本,スイス,オーストリアが世界をリードしています.今回の学会では,オーストリアのヨハネスケプラー大学から数件発表があり,多くのマシンを試作し,磁気浮上回転に成功しているのに驚きました.これに触発され,本研究室でもどんどん研究を進めていこうと思いました.2年後のISMBは,オーストリアのリンツで開催予定.
IEEE Power & Energy Society General Meeting 2012IEEE PES GM 2012
IEEE Power & Energy Society (PES) General Meeting 2012にて研究成果を発表しました.開催場所は,アメリカ西海岸のSan Diegoです.LAから飛行機もありますが,Amtrak(鉄道)で移動しました.2時間半ほどかかりましたが,海岸沿いを走り景色が非常にきれいでした.Welcome Receptionは日本の横須賀にも停泊していた空母ミッドウェイで行われました.
さて,学会では"Advanced Topics in Electric Machines"というセッションで,"Basic Performance of Two-Axis Actively Positioned Bearingless Disk Motor"について発表しました.発表後,何件か質問があり,良いディスカッションができました.Awards Dinnerにも参加し,東工大の赤木先生が"IEEE PES Nari Hingorani Custom Power Award"を受賞されました.翌日,赤木先生,東工大の千葉先生,諏訪理科大の大島先生とダウンタウンのレストランで夕食をご一緒させていただき,色々お話を伺いました.来年のPESはVancouverで開催予定.


IEEE International Magnetics Conference 2012IEEE Intermag 2012
カナダのバンクーバーで開催されたIEEE Intermag 2012で研究成果を発表しました.滞在中は雨も降らず,非常に過ごしやすい気候でした.静大の研究成果を1件,東工大の千葉先生と共著で1件,ポスター発表しました.発表時間は4時間と長かったですが,多くの研究者とベアリングレスモータに関して議論しました.また,学会期間中,University of British ColumbiaのJuri先生研究室を訪問させていただきました.実験室を見せていただいたり,ベアリングレスモータについて簡単にプレゼンをしてきました.非常に有意義な出張でした.




2012年高校生のための機械工学体験セミナー2012 Educational Seminar

3月27日(火),静岡大学工学部にて「高校生のための機械工学体験セミナー」が行われました.当研究室は,メカトロニクスコース「ライントレースカーを走らせよう!」と題した実習を担当しました.静岡県から磐田西高校3名,湖西高校2名,静岡市立高校3名,藤枝東高校2名,愛知県から豊丘高校1名,合計11名の高校生が参加し,午前・午後会わせて4時間の実習を行いました.
午前中は走行原理説明と,簡単な走行実験,午後はライントレースに挑戦してもらいました.実験に夢中になり,閉会式に遅れてしまうハプニングもありましたが,楽しんでもらえたかなと思います.なお,本実習にご協力いただきました,静岡大学工学部創造教育支援センターの東先生,関係者の方に御礼申し上げます.
2012年電気学会全国大会2012 IEEJ Annual Meeting

3月21日(水)〜23日(金)の間,広島工業大学五日市キャンパスにて,平成24年電気学会全国大会が行われました.会場である"三宅の森 Nexus21"棟は,最近建てられたようで非常にきれいでした."磁気浮上・磁気軸受"のセッションで修士2年の田村智康君と修士1年の山崎星君が,"回転機(回転機一般)"のセッションで修士2年の浜崎佑樹君が研究成果を発表しました(口頭発表).発表タイトルはこちらをご覧ください.
また,22日の懇親会では地元の高井神楽団による"土蜘蛛(つちぐも)"の公演がありました,非常に興味深かったです.懇親会後,東工大の千葉先生,杉元先生,名工大の小坂先生,北大の竹本先生,学生諸君と別会場にていろいろと議論しました.来年の全国大会は,名古屋大学にて開催予定.