創造教育実習
 「ロボットカーリング」
             
担当教員: 機械工学科 伊藤 友孝
 2019年は,スタートエリアから動かずにショットをすることが禁止されています.
ご注意下さい.




滑りやすいフィールド上でカーリング対戦をしよう!

【基本ルール】
STARTエリアにロボットを置き,ロボットに「手前のホッグライン」からはみ出さないようにストーンをショットさせて,的の中心を狙いましょう.

手前のホッグラインまでは助走区間.ラインからはみ出さなければ近づいてからショットするほうが有利?
2019年は,スタートエリアから動かずにショットをすることを禁止しています.少なくとも二本目の助走ラインをまたぐ所までは動いてからショットをして下さい.
強ショット用,弱ショット用,右方向用など,複数のロボットを作って競技中に使い分けても構いません.もちろん1台のロボットでスイッチでプログラムを切り換える形でも良いです.ただし,競技中のプログラムの書き換えはスムーズな進行の妨げとなるので禁止します.助走区間には10cm毎に横ラインがあるので,ライントレース等でショット位置を変えて到達距離を調整しても良いです.

 

 予選
  1. ストーンを3個ショットし合計点を競います
  2. 奥側のホッグラインを越えて得点エリアに入ったものだけをカウントします.
  3. 得点は下図のとおりとします.

   
   
 本選  カーリングさながらに対戦(トーナメント戦)を行います.
  1. 赤ストーンと青ストーンに分かれて交互に3個ずつショットします.(赤,青,赤,青,赤,青のように交互に)
  2. 先攻・後攻を交代してもう一度3個ずつショットします.(青,赤,青,赤,青,赤)
  3. 各回,的の中心に最も近いチームが勝利となります.相手チームのストーンのうち最も中心に近いものの内側に入った自チームのストーンの数が得点となります.(相手チームのストーンの内側に残った個数)
  4. 相手チームのストーンをはじき出して中心を取りましょう.ただし,得点エリアに入ったストーンしかカウントできません.
  *ロボットの完成度を見ながらストーンを4個に増やす可能性もあります.



【競技フィールド,ストーン,ロボット】
 フィールド
  • 競技フィールドのサイズは,幅92cm,長さ182cmです.詳細な寸法は下図で確認してください.
  • ロボットの製作が始まったら練習用フィールドを使用できるようにする予定です.
  • 図のフィールドの周囲には安全のために壁を設ける予定ですが,間に堀を配置しますので,壁の跳ね返りを利用することはできません.
  • 助走ラインの幅は,一般的なビニールテープと同じ幅で1.9cm (19mm)に設定してあります.

 ストーン  
  • ストーンはDAISOのマスキングテープ(ハロウィン用)を使用します.通常製品で同等品が欲しい場合には,下の写真を参考に購入してください.
  • 直径は約4.7cm,高さは約1.5cmです.多少の個体差があるので,ショット機構はそれを許容する設計にして下さい.練習用フィールドと一緒にサンプルを置く予定です. 周りのビニールをはがさずに使ってください.
  • ストーン横向きにしてフィールド上をスライドするように打ち出す(投げ出す)ことを想定しています.いろいろな方法を考えてみてください.縦向きにして転がすのも可としますが,得点エリアで寝た状態にならなければ得点としてカウントしません.
 ロボット  
  • ロボットは,フィールド上のスタートエリア(最初の助走ラインより手前のエリア)に載るサイズとします.スタート段階で最初の助走ラインよりも奥(的側)にはみ出してはいけません.
  • ショット時に,たとえ空中であってもホッグラインから奥にはみ出してはいけません.そのため,腕を伸ばして的にストーンを置くことはできません.

 

 
 

  DAISOマスキングテープハロウィン用(蓄光タイプ)

  DAISOマスキングテープ 通常販売品(上記と同等品)
  
 同等品は例えばこんな箱で売っています.
 (裏面にファッション&パターンという品名の記載があります.
  文房具コーナーの定規に当ててみて,直径を測ってから買うと良いです.)
 
※1mm程度の個体差は許容する設計にしておきましょう!
  中にはサイズが全く異なる商品や周りの包装が汚いものもあるので,ご注意下さい.
  練習や検討に用いるストーンは,実習室に置いておきます.

 【競技内容の解説動画】
動画の再生は,下の画像をクリックしてください.(Youtubeが開きます)



 
【Q&A】
1.「試合中に使う全てのストーンを最初からロボットに装填しておく必要がありますか?」
1回のショットに対し,1個のストーンを手で装填する形で構いません.

※今後,Q&Aコーナーを充実させていきます.質問は下記のメールアドレスまでどうぞ!

【問い合わせ先】

静岡大学工学部機械工学科 伊藤友孝
arslaboratory@gmail.com (迷惑メール防止のため@を絵にしてあります.送付時は@にして下さい.